2022.04.12

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【ウクライナ危機】仮設診療所でウクライナ避難民への診療を継続しています

空飛ぶ捜索医療団”ARROWS”を運営するピースウィンズ・ジャパンは引き続き、モルドバのキシナウ市内にある避難所で開設した仮設診療所(medical point)での診療をおこなっています。

診療2日目、現地は日中とても日差しが強く、体調の悪い患者さんについては診療所の前にある受付ではなく、診療所の中で待ってもらうこともありました。
発熱などの症状がある患者さんの中には、普通の風邪か、COVID-19か不明な方もいらっしゃいます。仮設診療所では抗原検査などもできる体制を整えています。
患者さんには同居人への感染を防ぐためのアドバイスをしつつ、休息と栄養を取り発熱や喉の痛みがあるときは服薬して症状をおさえてしっかり食事をとるようにとアドバイスをしています。

訪れる患者さんたちは、命からがらウクライナからモルドバへ避難してきた方々が多くいらっしゃいます。医師の稲葉は、「家族を殺された、家が爆撃されたというお話を聞いて、なんと声をかけたら良いかわからない。自分の浅さを感じる」と話しています。
私たちに出来ることは限られているかもしれませんが、これからも避難民の方々に寄り添い、出来ることを精一杯続けていきます。


診療所を訪れたアリョーナさん、ポリーナちゃん(5才)、アナステイシアちゃん(1才2か月)
風邪気味のアナステイシアちゃんを連れてきたがアリョーナさんも体調不良気味のため受診したそう。「稲葉先生はよく話を聞いてくれて、アドバイスもいただけて、とても助かりました」と話してくれました。

 
ピースウィンズ・ジャパンでは、ウクライナ危機で孤独や不安を抱える方々へ必要な支援を届けるために活動を継続してまいります。現地の様子はSNSやHPにおいて随時発信していきます。
 
▼活動情報とご寄付についてはこちら
https://krs.bz/pwjpr/m/arrows_supporter?e_1429=3

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