2021.02.27
- 活動報告
クラスター支援や災害緊急支援から見えてきた”受援力”の大切さ
空飛ぶ捜索医療団は、災害時やクラスター発生時に多くの医療機関や福祉施設などの支援を続けてきました。
こうした支援に入り見えてきたのは、医療体制が行き詰まる中、医師や感染症の専門家から助言を受けられないまま、対応を迫られるケースが少なくないことです。
特に、高齢者介護施設では、利用者の食事や排せつのサポートにあたり人と人との接触を避けるのは困難で、感染対策をとっていても感染が広がるリスクがあります。
空飛ぶ捜索医療団では、福祉施設を対象に、昨夏から感染予防対策講座を続けてきましたが、現場はまだまだ逼迫した状況にあります。
プロジェクトリーダーの稲葉医師はこう話しています。
『クラスター発生施設の支援を続けてきた医師として、また災害時の緊急支援を続けてきた立場から、今多くの人に伝えたいのは、「受援力」の大切さです。受援力とは、読んで字のごとく「支援を受ける力」。いつか訪れるかもしれない危機の際、自らの力だけでは立ち行かない事態を想定し、”外部リソース”をどう活用するかをあらかじめ考えておくことです。』
私たち空飛ぶ捜索医療団は、そんな外部リソースの一つです。
万が一危機が訪れた現場で、プロの支援者を受け入れることで、人の命を救ったり、危機的状況を緩和したりできる可能性があります。
各種メディアを通じて、感染対策の徹底や外部支援を受け入れる体制整備の重要性について伝えています。
現在の日本の医療・福祉施設の現場理解の一助として、ぜひご覧いただければ幸いです。
◆2020/12/18 東京新聞 備えよ!首都水害>被災地の病院 「受援力」を高めて 外部からの支援、誰が調整するのか
https://www.tokyo-np.co.jp/article/75009
◆2021/1/26 AbemaTV「なぜ老人ホームで感染が拡大するのか?命守るには」
https://abema.tv/video/episode/89-66_s99_p2545
◆2021/1/22 産経新聞 「『またクラスター起きるのでは…』 介護施設、拭えぬ恐怖」
https://www.sankei.com/west/news/210121/wst2101210015-n1.html
◎ARROWSホームページ「感染拡大を抑えて医療崩壊を起こさないために」
https://arrows.red/news/activities/n20210108/
◎『福祉施設向け新型コロナウイルス対策 Q&A』ダウンロードはこちらから
https://arrows.red/news/info/n20200914/
◆RCC NEWS 「現場の医師やクラスター班本部長らに聞く『感染拡大させないために』」
https://arrows.red/news/media/n20210102/
◆2021/2/11 下野新聞 「受援力」病院の備え重要
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