JOURNAL #212021.08.13

子どもの命を守るお母さんへ:避難所生活に備え、2週間分のストックを習慣に

プロジェクト・サブリーダー:根木 佳織

いつも空飛ぶ捜索医療団”ARROWS”を応援いただき、ありがとうございます。
空飛ぶ捜索医療団のサブリーダーで、メンバー団体Civic Forceの根木佳織です。
人道支援、災害対応・防災に関わりはじめて20年。

近年は特に毎年のように災害が起こることからも、よく質問を受けます。
「市販の”災害持出しバック”で、おすすめはありますか?」
「避難所には何を持って行けばいいのですか?」
また、保育園の園長先生からも園の備蓄についてアドバイスを求められることもあります。

今日は、防災に関わる身として、また、1児の母という立場で
子どもの命を守るお母さんたちへ備蓄についてお伝えしたいと思います。

2週間分ストックを習慣に
避難所に乳幼児を連れて来て宿泊するのは、まさに緊急措置です。
「これは長い避難になりそう」と気づいた親は、可能な限り親戚や知人宅などに移動されます。
避難所に長居することを極力避けるのは、赤ちゃんに適したおむつやミルクがなかったり、赤ちゃんを安心して寝かせることができる環境ではないからです。
乳幼児にとっての必需品は災害時には入手しづらくなります。
避難所に行かず自宅で避難する場合でも同じです。
市販の防災グッズも大事ですが、「これがないと困る」というアイテムを自ら考え、2週間、旅に出かけるつもりで普段から揃えておくこと習慣をつけることが大事です。
ご自宅のストックは、常に2週間分の余分にあるようにしておくということです。
 

災害時に十分なストックがないからと、ミルクの残量が少ないからうすく作るとか、サイズ違いのオムツで我慢するという状況になると、お母さんにも赤ちゃんにもストレスがかかります。
非日常な状況でも、赤ちゃんには、できるだけいつもと同じもの、いつものと同じお母さんの笑顔で接することが大切です。
ストックさえあれば「うちは大丈夫」という安心感を。この2週間のストック生活の習慣が災害準備と心の準備になります。

 
私たち空飛ぶ捜索医療団は日頃からの防災に必要な情報をARROWSジャーナルに掲載しています。
過去の記事もぜひ、ご覧ください。
また、Civic Forceは静岡県熱海市で発生した土砂災害や8月の大雨による被災地への支援活動を行なっています。

現地では今もなお自宅に帰宅できずに避難生活を継続している方がいます。
避難者は少しずつ生活を取り戻していますが、以前と同じような生活を送れている方は多くありません。

私たちは被災地の方々が1日でも早く安心して暮らしていくために現地の団体や自治会と協力し、必要な支援を届けています。
現地でまだまだニーズがあるものの、資金が必要なためよろしくお願いします。
https://www.furusato-tax.jp/gcf/1370

WRITER

プロジェクト・サブリーダー:
根木 佳織

公益社団法人Civic Force代表理事。アフガニスタン駐在、国連機関や企業出向を経て、 国内災害の官民連携プラットフォームCivic Forceの設立に携わり、現職。

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