2020年に世界中で大流行している新型コロナウイルス感染症。
私たちはまだ日本で感染が広がる前の2020年1月末に中国武漢市へ緊急支援を開始し、2月以降は日本の病院や高齢者施設への医療物資支援、人的支援など様々な支援を実施してきました。
特に、政府などの支援が届きにくい、中小の施設は民間の力で支えることが、何より大切なことだと考えます。
<まだまだ小規模医療機関では物資が足りていないことが浮き彫りに「新型コロナウィルスの影響による現状に関するアンケート」調査結果公開>
6月上旬、東京都の小規模診療所(無床 or 1~19床)に対し、新型コロナウィルスの影響による現状に関するアンケートを実施し、小規模医療機関からの声をまとめました。
ARROWSは4月中旬にも同様のアンケートを実施しており、今回は2回目となります。
アンケートはオンラインアンケート形式で実施し、481の診療所から回答が得られました。結果からは、小規模医療機関では物資がまだまだ充足していないことや、新型コロナウィルス感染拡大後、各診療所で様々な工夫をして診察に当たられていること、経営に大きな打撃を与えていることなどがわかりました。
アンケート結果はこちらから(ARROWSホームページ)
<東京都内の高齢者福祉施設にマスクをお届けしました>
4月27日~、東京都内の高齢者福祉施設に計10万枚のマスクと、消毒用品(次亜塩素酸タブレット)を支援しました。
都内の特別養護老人ホーム、デイケアサービス施設、軽費老人ホーム、養護老人ホームの計498施設へ宅配便でお届けしました。この事業は、東京都社会福祉協議会、東京都高齢者福祉施設協議会のご協力のもと、ジャパン・プラットフォームによる助成を受けて実施しました。
https://peace-winds.org/emergency/17942
<長崎停泊のクルーズ船へ医療チームを派遣>
長崎市の三菱重工業長崎造船所香焼工場に停泊中のイタリア籍クルーズ船「コスタ・アトランチカ」で、新型コロナウイルスの感染が拡大しました。長崎県からの要請を受け、PWJが運営する「空飛ぶ捜索医療団ARROWS(アローズ)」は、4月28日より医師・看護師を含むチームを現地に派遣しています。
https://peace-winds.org/emergency/17887
<東大病院に抗体検査器を寄贈。“偽陰性”を減らす確実な診断と“免疫パスポート”の確立に向けて>
4月22日、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的流行)のなか、欧米では、感染からすでに回復しウイルスの免疫をもつ人を把握する目的で、「抗体検査」の実施が始まっています。コロナウイルスは軽症者も多く、気づかぬうちに抗体をもっている人が多数いるとされますが、こうした人を医学的に絞り込むことができれば、極端な外出規制の解除を判断する決め手にもなり、ひいては経済や医療現場の状況改善につながる可能性もあります。
https://peace-winds.org/emergency/17829
<医療用マスク11万4000枚を、東京都医師会を通じて小規模診療所526施設へ>
4月20日と21日、医療現場の最前線で戦う526の医療機関・福祉施設へ11万4,000枚のサージカルマスクを東京都医師会を通して届けました。
医療現場の最前線で戦う医療機関・福祉施設に対しては、国や自治体からマスク等医療資機材が優先的に配布されていますが、小さな診療所などは公的支援を得られにくい現状があります。今回のご支援は、公的支援が届きにくい小規模診療所が対象となりました。
https://peace-winds.org/emergency/17823
<東京・大阪の病院へクリーンパーティション3台を貸与>
4月4日、6日、クリーンパーティション2台を東京の病院、1台を大阪の病院に貸与しました。エアロゾルを極力、室外に出さない対策に利用されています。