2020.05.13
- お知らせ
【新型コロナウイルス】都内の高齢者福祉施設にマスクを無償提供しました
ピースウィンズ・ジャパン(PWJ)は、東京都内の高齢者福祉施設に計10万枚のマスクと、消毒用品(次亜塩素酸タブレット)を無償提供する支援を行いました。世界的に新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染が拡大し、物資提供が優先される医療機関と比べて、高齢者福祉施設において物資不足が深刻であることが、PWJの活動の中で明らかとなったためです。
4月末から5月の連休明けにかけて、都内の特別養護老人ホーム、デイケアサービス施設、軽費老人ホーム、養護老人ホームの計498施設へ宅配便でお届けすることができました。
この事業の目的は、施設で暮らす高齢者をはじめ、施設に通う利用者、施設で働く職員の方々が、適切な感染予防対策をとれるようにすることです。高齢者や基礎疾患のある人は、重症化するリスクが高いといわれています。しかし、介護や看護が必要な多数の高齢者が利用する福祉施設は休業することはできません。そのため、感染者を出さないことが重要ですが、全国的に物資不足のため十分な対策が取れないことが、職員の心理的な負担ともなっていました。
感染予防物資を提供することで、高齢者の生活を支える施設の皆様が少しでも安心して過ごせることを願っています。施設のみなさまからいただいたメッセージを一部紹介させていただきます。
〈施設からのお礼のメッセージ〉
・ご寄付いただいたマスクは職員全員で大切に使用させていただき、引き続き感染者0を目指して運営してまいります。依然として緊張状態が続く介護現場のスタッフにとって、皆さまからの温かいご支援、ご声援が何よりの励みになっています。
・高齢者施設は、このような状況下でも、社会インフラとしての自覚を職員全体が共有して運営できております。しかし、マスクなどの衛生用品が心もとなくなると、その意欲も沈みがちとなる中、今回このようなご寄付をいただき、大変勇気づけられました。今後も高齢者の生活の維持向上を目指し、業務に励んでまいります。(特別養護老人ホーム)
・介護現場においても、新型コロナウイルス対策としてマスクの必要性は高く布製マスクと併用しながら必要数を確保するのに苦慮しております。不安を抱きながらも、ご利用者様と直接接する介護スタッフにとって、マスクの納品(確保)は安心材料の一つとなっています。医療・介護現場へのこのような支援に対し、あらためて深く感謝を申し上げます。
・「持ち込まない、持ち込ませない、利用者を守る」の合い言葉の元、幸いにも今のところ職員、利用者に感染者はでていないところですが、感染者の年齢層が高齢者側によってきている事をひしひしと感じています。認知症デイサービスは利用制限せず事業をつづけており、ご利用者にはマスクを着用してもらい注意をはらいながら営業をしております。(認知症対応型通所介護施設)
※この事業は、東京都社会福祉協議会、東京都高齢者福祉施設協議会のご協力のもと、ジャパン・プラットフォームによる助成を受けて実施しています。
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