2022.01.26
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【新型コロナウイルス】広島県オンライン診療センターの様子〜医師からの報告〜
空飛ぶ捜索医療団”ARROWS”は、広島県新型コロナウイルス感染症医療調整本部内の医療福祉クラスター対応班として、県内のクラスター施設への対応に関わらせていただいています。
年末から新型コロナウイルス感染症は急増し、広島県では1月13日時点で805人の新規感染者と、人口10万人あたり153.78と全国第2位の感染者数となっていました。
第5波の緊急支援などにあたっていた際、オンライン診療サービスを提供する業者との話し合いから関わった縁もあり、今回、自宅療養に対応する「オンライン診療センター」の立ち上げに携わりました。

第6波では、オミクロン株による感染が大多数を占めているため、明らかに軽症者の割合が多くなっています。症状があっても外出ができない自宅療養者に対してオンライン診療で診療・処方を行なう体制を整えることが主な目的です。
現場にはコールセンターがあり、医師が数名常駐し、薬剤師、行政の方々とコミュニケーションをとりながら、初めてのフローを確認しながら業務にあたりました。

診療初日から大きなトラブルはなく、無事に初日を終えることができました。印象的には患者層は若年層が多く、発熱や咽頭痛、咳の訴えがあるものの、多くは対症療法による処方で経過を診ることができる方ばかりでした。
その後、在宅療養者数の増加と共に診療依頼件数は日に日に増えており、大きなニーズがあることを実感しています。広島県職員の皆様方や広島県医師会、多くの方々の尽力により、早い段階でスキームが形にすることができました。

今後は体制が整い次第、オンラインの特性を活かして医師が元々の勤務地から診療を行えるよう更に体制が整えられていくと聞いています。
今回の感染流行では、今までの医療現場では明らかに様子が異なります。感染者数の爆発で医療従事者など、エッセンシャルワーカーが現場に出られなくなることが大きな問題となっています。
ただ広島県内の感染対策チームも積み重ねてきた経験があります。そこにオンライン診療を活用することで、限りある医療資源を有効利用し、第6波を乗り越えることを期待しています。
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