2020.11.14
- 活動報告
- 緊急支援
【新型コロナ対策支援】高齢者施設への感染予防物資提供支援を継続しています
空飛ぶ捜索医療団”ARROWS”の運営団体である認定NPO法人ピースウィンズ・ジャパン(PWJ 広島県神石高原町、代表理事:大西健丞)では、国内の高齢者福祉施設に対し、新型コロナウイルス対策支援を続けています。4月末にマスクを提供したのに続き、9月から現在にかけて、秋冬の感染拡大に備える物資を、特に感染者の多い東京、大阪、神奈川、愛知、福岡、沖縄にある1133の高齢者施設にお届けしています。
一時入手が大変困難だったマスクは、すでに安定的に流通していますが、今でもビニールガウンや手袋は、価格の高騰や、入荷困難が続いています。PWJは、施設利用者数に合わせて、使い捨てビニールガウン、洗って再利用できるリユースガウン、プラスチック手袋の3点をお配りしています。
PWJにとっても、大量の物資調達は簡単ではありませんでしたが、順次発送を行い、遅くとも年内にはすべての施設への提供を完了する見込みです。発送時の様子はこちら。


すでに物資を受け取られた施設から、メッセージと写真をいただきました。重症化しやすい高齢者の命と生活を守るため、最前線で働く施設職員の皆様の思いをご紹介します。




〈メッセージ〉
・どこの業者様も、品薄状態で、手に入れる事ができず、不安が募るばかりでした。今後もインフルエンザやコロナウイルスの発生が油断ができない状況の為、今回の物資は、大変助かります。(福岡県の特別養護老人ホーム)
・まだまだ物資が手に入りにくいこの時期に、とても温かい気持ちになりました。幸い私たちの施設では、新型コロナウイルスの感染は起こっておりませんが、万万が一の場合にありがたく使用させて頂きます。(神奈川県の特別養護老人ホーム)
・先日、当施設の入居者様がPCR検査を受けられた際、防護服だけは入手できず、とりあえずビニール袋で作成したところです。結果は陰性でしたので事なきを得ることができましたが、今後、このようなことが起こるのは十分考えられ、しっかり対策を整えておく必要性を感じさせられました。 そのような折、このビニールガウンは、本当に本当に有難い品物でした。(福岡県の特別養護老人ホーム)
これらの物資に加えて、陽性者が確認された施設には、追加でビニールガウンや手袋、N95マスクの緊急追加パッケージをお送りしています。
全国で、急速な感染拡大が強く懸念される中、PWJは今後も新型コロナウイルス対策支援活動に尽力してまいります。
※本事業は、ジャパン・プラットフォームによる助成を受けて実施しています。
最近の記事一覧
-
2021.02.27
クラスター支援や災害緊急支援から見えてきた”受援力”の大切さ
- 活動報告
-
2021.02.24
高知県田野町および高知市と連携協力に関する協定を締結
- お知らせ
-
2021.02.17
愛媛県新居浜市と連携協力に関する協定を締結
- お知らせ
-
2021.02.17
【メディア掲載】 空飛ぶ捜索医療団、災害医療船の取り組みが日本経済新聞、佐賀新聞で取り上げられました
- メディア
-
2021.02.17
【新型コロナウイルス地域医療支援】ワクチンの集団接種シミュレーションに参加しました
- お知らせ
- 活動報告
-
2021.02.09
【メディア掲載】朝日新聞、中国新聞に掲載されました。
- お知らせ
-
2021.01.28
【急募】登録隊員(臨床検査技師)
- お知らせ
-
2021.01.27
【メディア出演】AbemaTVの「アベプラ」に稲葉医師が出演しました。
- メディア