2020.04.27

  • 緊急支援

【新型コロナウイルス】全国各地のNICUへマスク21,000枚提供

村上財団×空飛ぶ捜索医療団“ARROWS”×フローレンス~協働支援第二弾~

●医療的ケア児の命を繋ぐ現場、NICUを守る
新型コロナウイルス感染症の影響で、マスクや消毒用品が不足するなか、感染すると重症化しやすい「医療的ケア児者」へのサポートが喫緊の課題となっています。

村上財団、ARROWS、認定NPO法人フローレンスの3者は、先日、支援の第一弾として協働で全国の医療的ケア児者家庭へマスク3000枚の個別配送を実施しました。

このたび、協働支援の第二弾として、全国各地のNICU(新生児特定集中治療室)に21,000枚のマスクを提供することといたしました。

NICUは、医療的ケア児の命を繋ぐ上で欠かせない医療現場ですが、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、衛生用品の枯渇が深刻な問題となっています。
ほとんどすべての医療的ケア児は、生まれてすぐにNICUに入り、急性期を乗り越えるまでを過ごします。NICUの高度な医療技術を安定して供給し続けることが、医療的ケア児にとっての命綱です。
医療現場では医師や看護師がやむを得ず使い捨てのマスクを再利用しているという悲痛な声も聞こえます。今回は、21,000枚のマスクを、4月22日~26日にかけてNICUを備える下記医療機関へ順次配送いたします。

神奈川県立こども医療センターからは、早速物品到着の報告をいただきました。

●神奈川県立こども医療センター 豊島医師 コメント
2月はマスクが枯渇して、残り10枚になり、金庫に入れてみんなで大切に使っていました。3月は院内感染予防で常時着用になりましたがNICUスタッフは1人週二枚で、皆マスクを自分で洗って干して再利用しながらNICUで働いていました。
 NICUには普段からコロナウィルス感染と同じように命に関わる赤ちゃん達が頑張っています。NICUスタッフがクラスター(感染者集団)になった場合、赤ちゃん達の命と未来を守ることが難しくなります。
どんな状況でも新しい命は生まれてきます。子どもを大切にしない国に未来はこない。マスクの寄付はNICUスタッフにコロナウィルス感染予防とともに心折れず頑張ろうという勇気をくださいました。関係者の皆様に感謝しています。

神奈川県立こども医療センター NICU病棟より

3者の協働と運営団体について

医療的ケア児者とは、難病や障害のため、人工呼吸器やたんの吸引、“経管栄養”などが欠かせない人たちのことです。新型コロナウイルス感染症の拡大による医療物資の不足が命に関わります。

村上財団、ARROWS、認定NPO法人フローレンスの3者は、これまでも協働で医療的ケア児者のいる家庭へマスクの配送を実施してきました。

私たちの活動は多くの皆様のご寄付に支えられています。引き続きのご支援をお願い申し上げます。

■寄付が2倍になるYahoo!募金。Tポイントでのご寄付も可能です!
https://donation.yahoo.co.jp/detail/925039/
■クラウドファンディングも実施しています!
https://readyfor.jp/projects/new-coronavirus

========================
■クレジットカードでの受付
ARROWS支援
■郵便局でのお振込
口座番号:00160-3-179641
口座名義:特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパン
通信欄 :「ARROWS支援」と明記してください。

■銀行でのお振込
三井住友銀行 青山支店
口座番号:普通 1671932
口座名義: 特定非営利活動法人 ピース ウィンズ・ジャパン広報口
※銀行振込はお振込み人様を特定できません。お振込み後に、HP問合せフォームよりご連絡ください。

特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパン(PWJ)は2014年12月、広島県より「認定NPO法人」として認可されました。これにより、PWJへのご寄付は、寄付金控除の対象となります。くわしくは寄付金控除(認定NPO)についてをご覧ください。

※様々なサポートをするためにご寄付のうち最大15%は運営費(事務所の管理運営費、調査・提言活動のための費用など)として活用させていただきます。また、今回の支援が終了した場合、今後のレスキュー及び被災者緊急支援の準備に活用させていただきます。

最近の記事一覧

CONTACT

講演・セミナー等のご相談

お問い合わせフォーム