2022.08.01

  • 活動報告

【ウクライナ危機】ウクライナにおける医療支援と退避支援

空飛ぶ捜索医療団”ARROWS”を運営するピースウィンズ・ジャパン(以下PWJ)がウクライナで開始した医療支援と、退避支援をご紹介します。
 
2022年5月25日からジャパン・プラットフォーム(JPF)の助成を受けて、現地提携団体100%Lifeと一緒に、深刻な人道危機状態に置かれているウクライナの北部および東部の 7 州 Oblast(チェルニーヒウ、スームイ、キーウ、ハルキウ、ルハーンシク、ドネツィク、ザポリージャ)内の医療施設に対して基礎的医薬品を提供し、医療施設が患者の治療、診察を維持・継続できるようにする「ウクライナの人道危機状態に置かれた地域への医療支援事業」を開始しました。
このプロジェクトでは、ウクライナ国内でロシア軍侵攻による人道危機の影響を最も深刻に受けた地域の医療施設に対して、不足している医薬品を調達、配達することで、その地域の基礎的医療サービスが維持・継続できることを目指しています。
 
2022年6月14日からは同じくジャパン・プラットフォーム(JPF)の助成を受けて、現地提携団体Vostok SOSと一緒に、ウクライナ国内の人道危機が深刻な地域からより安全な地域への社会的脆弱層の退避を支援し、退避後には整備された避難所において食料、日用品の
ニーズが確保され、より安全な避難生活を送ることができる「ウクライナの人道危機下の地域の脆弱層住民の退避および避難生活支援事業」を開始しました。
このプロジェクトでは、深刻な人道危機状態に置かれた東部、北部、南部の州(ドネツィク、ルハーンシク、ハルキウ、スームイ、ザポリージャ、チェルニーヒウ、ムィコラーイウ、ヘルソン)から、比較的安全な状態が保たれている中部の州(ドニプロペトロウシク、チェルカースィ、キロヴォフラード)へ、脆弱層を中心に住民の退避を支援するほか、中部3州(ドニプロペトロウシク、チェルカースィ、キロヴォフラード)の避難所施設の衛生施設を修繕したり、避難した住民に食料、日用品の提供を行い、各人が置かれた状況に応じて短期滞在、長期滞在ができるように支援してまいります。
 


ウクライナ避難民の女性と男の子(※上記の支援を受けた方ではありません)

 
PWJはさまざまな国際機関や国家機関と提携・協働し、より効果的に、困難な状況にいる人々に支援を届けられるよう活動を進めています。引き続き応援をよろしくお願いいたします。
 
https://peace-winds.org/support/ukraine

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